先日、東京に転勤していった大学時代の友人から久々に携帯に電話があった。
何やら出張で大阪の方に久しぶりに帰ってきたから会おうということに。
しかしこちらは愛機が入院中で動けない旨を言うと、クルマで近所まで来てくれるとのこと。
ん??コレはちょっとおかしい。
彼の愛車は先代アコードワゴンであるが、確か転勤の際に東京へ持っていったはず。
でも、電話では新幹線で帰ってきたとのこと。
ということは??
予想は的中した!!
彼が乗ってきたのは、アルファ147TS5ドアセレスピード。
彼の母親の買い物グルマらしい。
前に買ったという話を聞いていたが、どうも彼はコイツを自慢したかったらしい。
助手席へ乗り込もうとしたら、一度乗って感想を聞かせて欲しいとのこと。
それならと遠慮なく運転席へと体を収めた。
エンジンに火を入れる。
155と比べるとエンジンの音が遠くから聞こえる。静かだ!!
ダッシュへ目をやると、赤く点灯するメーターがBMWのようでカッコイイ。
全てが上質。もうそこにはかつてのイタ車のイメージはない。
フロアのシフトレバーで1速に送り込みスタート。
コレまで経験したのはヨッシーくんの156セレを乗った時の経験をベースに
147になってからのセレの進化を比べてみると、シフトアップはさらに巧になって、
特にシフトアップ時のギクシャクは改善されている。
ただ、やはり依然として人間が合わせてやる必要はあり、シフトアップの時に
少しアクセルを抜いてやるとスムーズにシフトアップしてくれる。
が、147になってハンドルの裏にパドルが付くようになったが、コレが中々イイ!!
シャシーは洗練され、もはやドイツのプレミアムコンパクトに肩を並べるデキ。
ボディ剛性もかなりしっかり感が増し、イタ車のイメージは払拭されている。
とにかくデキがよくて値段に見合ったクルマだと言える。
が、その一方でスポーティな感覚はかなり希薄になってきているような
感じが私は残念でならない。
155のようにエンジンの鼓動を感じたり、荒削りだけどダイレクトで
スポーティな乗り味も残して欲しかったような気がする。
つまり、アルファは万人にも受け入れられるように変身しつつあるのかもしれません。
友人の言葉がその時気になった。
147は日本車と比べればかなりスポーティだと思う・・・
これが凡人と変態アルフィスタの差なのか??