蒸し暑い八月も、もう残り僅かとなりました。
今年の8月は豪雨多発で、至る所で災害が起こっていますね。
そんな豪雨の恐怖をこのお盆休みを身を持って体験してしまったワタクシです。
短いお盆休みを使い、前々から行きたかった四国の西側半分を、愛機155に乗って満喫して参りました!
早朝割引が効く時間ギリギリに出発し、山陽道と明石鳴門道を経由して四国入りするルートを走行。
出発時にもポツポツと雨は落ちていたのですが、山陽道から明石鳴門道に入った頃から激しい雨になり始め、せっかくの旅行も台無しかぁ、と思っていたのですが、四国に入ると雨が小雨になり、日頃の行いの良さを実感(爆)
四国入りしてまずは香川県、香川といえば讃岐うどん!!
ということで、朝ご飯に豪勢に讃岐うどんを食べるべく、適当に店を探し・・・
今回入ったのは、中西うどんというお店。
朝8時台に香川に入っていたため、早過ぎて選択肢がほとんどなかった中で、適当に探してこの店をチョイス。
やはり朝食にうどんを求めての来店客が多く、この時間帯に開いていない店が多いので、私のような人も多い模様。
残念ながら画像を取り忘れてないのですが、定番のぶっかけうどんをチョイス。
しっかりしたコシのうどんで美味でございました。
今回はうどんはメインではないしスケジュールが過密なので、早々に店を出て先へ向かいます。
意外にも高松市の中心部へ行った記憶がなく、しかも前々から是非行ってみたかった場所がありました。
そこは・・・
高松城(玉藻公園)です。
ただ天守閣はないので城址公園という形で残っており、石垣や↑のように一部櫓などが残るのみです。
そのせいなのかわかりませんが、駐車場や入場料等も必要なく、かなり良心的(?)です。
玉藻公園内は非常に美しい庭園のようになっていて綺麗なのですが、この城に来たかった最大の特徴は、実は城の周りのお堀にあるのです!!
見た目は何の変哲もないお堀ですが、お堀を巡る船に乗ることができ、↑はその船の船着場。
残念ながらあいにく小雨が降り始め、時間もなかったので乗らなかったのですが、船着場脇にある売店であるものを買い求め、この船着場の階段を下りて買い求めたものをお堀に投げ入れると・・・
大量の魚が寄ってきました!!
この魚、鯉と思いきやそうではないんです。何と鯛なんです!!
この高松城は、全国でも珍しい海水をお堀に引き込んでいる面白い城なんです。
ここではそれを売りにしていて、100円の鯛の餌を販売していて餌を上げることができます。
しかしこんなに人に懐いている鯛も珍しいような・・・
お堀を遊覧する船を見ると、船を追いかけて泳ぐ鯛の姿も見られます。
餌をくれるのをわかっているんでしょう。
鯛の餌やりの後は、天守跡に。
天守跡は展望台になっており、高知の町並みを一望できます。
但し、それ程高くはないためもあり、思った程眺めが良いわけでもないんですが(苦笑)
それでも瀬戸内海も眺めることができましたし、天気がよかったらもうちょっと景色も良かったのかな、と残念な気持ちになりましたが・・・
一通り見終えたところで、さっさと愛機に乗り込んで西へ進みます。
次に訪れたのが、観音寺市。
山道を登って辿り着いた展望台から見えたものは・・・
↑琴弾公園山頂からの眺めです。
銭形砂絵という古銭『寛永通宝』をかたどった巨大な砂絵です。
実際見てみると、『こんなものかぁ』という感じではありましたが、前々から見たかった場所なので、これはこれで良かったです!!(こちらも無料で見れます>笑)
琴弾公園を後にして、いよいよ愛媛県入り!!
またまた山の方へ向かいます。
向かうは、別子銅山であります。
別子銅山はいくつかの地域で構成されているようで、何の予習せず来てしまった私は、とりあえず東平(とうなる)地区と言われる場所を目指します。
ループ橋を越えて登っていくと、途中左折して非常に細い山道へ。
マイクロバスを先頭に走っていたので道幅的には問題ないのですが、何せ急勾配で急カーブ、道の状態も崖崩れ箇所があったり凸凹多し。
車高が低く、小回りがほとんど効かずデフがロックしてさらに曲がりにくいので非常に厳しい道を延々登り続ける必要があります(普通のクルマなら全く問題ないと思いますが>苦笑)
苦労しながらようやく辿り着いた場所は・・・
まさに東洋のマチュピチュでした!!
ここは昭和5年まで別子銅山の鉱山採鉱本部が置かれていて、こんな山中にかつては鉱業従事者やその家族が暮らし、小中学校まであった街がここにあったとのこと。
延々急な山道を登ってきたことを、この風景から実感させてくれます。
下の遺跡群の方へ降りていってみました。
降りる階段の両脇にあじさいが満開!!真夏にあじさいが見られるとは・・・
この階段を下りると・・・
古代遺跡のような風景が!!
昔は算出した鉱物をここからロープウェイで下へ運搬し、下からはここに住む人の生活物資を運搬したらしい。
この遺跡のような遺構は、そのロープウェイの発着場や物資の保管庫の跡などだそうです。
今、世界遺産登録に向けての動きがあるとのこと。
これから先、ブレークするかも??
東平地区の見学後は来た道を戻り、端出場(はでば)地区と呼ばれる地区。
現在はマインドピア別子と呼ばれていて、観光用トロッコ・坑道・砂金採りの体験パーク・温泉・売店・レストランなどを持つ道の駅になっている。
とにかくこの日は湿気が多く蒸し暑く、銅山だし涼むにはやはり洞窟でしょう!!
ということで、観光坑道に行くことに。
まずはこのトロッコで坑道入り口まで。
そして・・・
坑道入り口です。観光客が非常に多かった。団体客がいたからかな??
坑道手前の橋から左側を眺めると・・・
綺麗な渓谷です。マイナスイオンをたっぷり浴びました!!
でも蒸し暑いのですぐに涼みたくなり、すぐに坑道へ突入。
坑道内は19.1℃。
確かに外よりは涼しいのですが、湿気のせいなのか、もっとキンキンに冷えていると想像していたせいかのか、もの凄く涼しいと感じることはなかったです。
お決まりのマネキンによる当時の採掘シーンです(笑)
どこでも採掘シーンはこんな感じですね。
なかなかイイ感じの坑道でした。
別子銅山を出る頃にはかなり良い時間になってきていたので、そろそろこの日の宿になる松山市内へ。
松山といえば道後温泉ですが、何度か行ったこともありますし安上げの旅で、あまり温泉が好きではない私ですので今回は却下。
その一方で、松山には何回か来ているのに行ったことのない場所があるので、是非行っておきたかったココに行ってみました!!
最寄りの駐車場に愛機を止め、リフトで中腹まで上り、石敷きの階段を上り・・・
どんどん登ると石垣が見えてきました!!
門をくぐると・・・
ようやく到着!!
松山といえばココ、松山城です。
それ程大きくはないですが、木造のままで良い感じの天守閣で、何より街中にしてはかなり標高の高いところにある城なので、かなり眺めが良かったのが印象的です。
そんな松山城ですが、天守内はもの凄い湿気で、汗はダクダクで耐えられなくなり、早々に出てきてしまったのが唯一残念なところでしょうか(苦笑)
なお、帰りはロープウェイに乗って下りました。
その後はすぐにこの日の宿(ビジネスホテル)にチェックインし、晩ご飯は松山の町でキンキンに冷えたビールと美味しい魚介をたっぷり味わいました!!
松山の居酒屋はかなりレベルが高いですね。
また行ってみたい街でした。
しかしこの日はかなり詰め込んだスケジュールだったこともあり、結構疲れました。
ただ移動中以外は雨に降られることがほとんどなかったことが救いでしょうか。
次の日もそこそこ詰まった行程なので、早めに就寝して備えることにしました(次に続く・・・)