先月5月に日本向けの生産終了が発表されたFIAT500・ABARTH595/695。
以前より2023〜2024年に生産終了予定だとアナウンスされていたので、驚くこともなくいよいよなのねと。
ただ個人的に色々思うことがあるので、ここで書いておきたいと思います。
2004年のジュネーブショーで発表されたトレピウーノというコンセプトカーに一目惚れしたのをいまだによく覚えてます。
当時愛機の155がサーキット仕様に振っていて快適性があまりなくなっていて、ちょうど脚クルマの購入を検討していた頃。
ヌオーヴァチンクをオマージュしたデザインが自分に刺さったんです。
価格もかなり安価に出るという噂だったので期待していたのですが、日本で販売された価格は当初の予想より結構高くて、脚クルマとして手にすることはなく、ラパンSSをチョイスすることに。
155が登録から15年経とうとする頃にはいろんな部品の入手が厳しくなってきており、部品取り車を買ったりして延命を図ってきたものの今後のことを考えて泣く泣く乗り換えることに。
そこで155の後継車として選んだのがFIAT500Sでした。
トレピウーノ発表から10年以上経った頃でした。
それ以降、現行チンクの内外装のデザインに飽きることはなく、むしろこのデザイン以外あり得ないと思う程になってしまいました。
500Sの登録から9年目の車検を前にそろそろ大幅リフレッシュを考えていた頃で、ブッシュ類の交換とか結構本格的にやるつもりでいたんですが、この頃に500eが発表されたりチンクの生産終了が噂されたり、あとはツインエアエンジンの振動でいろんなものがちぎれたりもしてたんで、主治医からも乗り換えを言われたりしていた頃でした。
たまに走るサーキットのタイムの伸び代もほとんどなくなってきていたこともあり、思い切ってアバルト595に乗り換えを決意。
ちょうど自分が狙ったベースグレードが販売終了しており、中古で探してもらったのが今の愛機です。
自分の中では箱替え的な感覚での乗り換えだったんですけど、今になってみれば円安などの影響で新車価格もかなり上がってしまってかなり割高な価格になっちゃってますから、あのタイミングで手に入れたのはギリギリ良かったのかなと。
おそらく70歳で免許は返そうかなと今の自分は思っているので、50前に購入して20年位乗れればと思ってます。
かなり気に入っていて他のクルマに興味が全くないので、この後も飽きることはないと断言できますが、一番心配してる問題はやはり部品供給面。
同じイタ車のアルファ155の時、新車で手に入れた時は後継モデルの156が発表後ですでに生産終了後だったんですが、購入から10年ですでに入手困難な部品がアレコレとありました。
当時日本で一番売れたアルファロメオだった155で5000台強と言われていて、後継の156はそれを大幅に超える数が販売されたんですが、その156ですら10年経つと結構部品の欠品が相次いだと聞きます。
ただFIAT/ABARTH500系はそれより遥かに多い台数が輸入されているので、アルファよりは安心なのかなぁ??
長〜く乗り続けたいと思っているんで、輸入元のステランティス様なんとか宜しくお願いますよ〜!?